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知人宅にて…
まあ、これを書き込んでいるのは漫画喫茶からな訳だが。


本番が近いので、またしても知人宅に居候している。

今回、暇つぶし用に持ってきた文庫に原田宗典・著「十七才だった」がある。

先日、この家の知人だったか誰かに
「そう言えば俺、中学校の頃エッセイストになりたかったんだよなあ」。
と話したのを思い出し持ってきたのだ。

これを読みながら、ふと当時の事を思い出す。

確か、中学2年の時だったと思う。古典の「随筆」というジャンルの話が出てきてエッセイストになりたいと思った。なんといってもその魅力は「自分の見たこと、聞いたことをそのまま自分の書きたいように書ける」というものだった。…まあ、きっと本質はもうちょっと違うのだろうけど…。兎に角、「だらだらでも良い」というところに、今までの「書かされてきた作文」ではなく、「自分の書きたいように書ける作文」っていう何だかわからない力が俺に働いたような気がする。
で、気がついたら自分で原稿用紙に向かってシャープペンを握って、何だかだらだらと書いていた。あれよあれよというまに原稿用紙5枚くらい。元来、作文の苦手だった自分にとっては驚異的な数字だった。それを国語の先生に見てもらおうって言うんだから、思春期ってのは恐ろしい。今じゃあそんなこと出来ないもんなあ。

「面白いじゃない」

確か、こんな感じのコメントをもらったような気がする。で、その先生に
「佐々木君の文章と似ている感じだから参考にしてみたら?面白いよ♪」
と言われてホイホイ買ったのがこの「十七才だった」という訳です。今、改めて読んでみて、「そうか、原田さんほどではないけれど、何だか動きのある生き生きとした文章を書いていたのかもしれないなあ」とちょっと感じました。そう、あの頃はもっと口語に近い、いや、殆ど口語調な文章を書いていたかもしれないなあ。

考えてみると、今は原稿用紙の変わりにブログっていう道具を使ってこうしてエッセイストの真似事みたいな事をやってるんだよなあ。ま、このブログを読んで少しでも楽しんでもらえたなら、似非随筆家としては、まあ、いいかなあ…なんて思ってみたりしております。ハイ。


……久し振りにちょっと砕けた口語もいいなあ……
by masa_oh1024 | 2005-11-19 00:30 |


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